kaoriz travel

旅の備忘録 --- アジア・ヨーロッパなどの海外旅行記・国内旅行記・北海道

オーストラリア シドニー水族館

サーキュラ・キーからフェリーに乗って、ダーリング・ハーバー地区にあるシドニー水族館を目指すことにした。電車や徒歩でも行ける距離でフェリーだと少し遠回りになるが、船旅気分も味わいたかったのだ。

目的地である後方のビル群を一旦背に。

船は岬になっているロックス地区を回り込み、ハーバー・ブリッジを越えてから目的地に向けて大きく曲がり込む――筈が、曲がり切らずに違う方角へ、湾ではなく川の上流へと進んで行く。次の停泊地がダーリング・ハーバーではない、違う船に乗ってしまったのだとすぐに分かった。何故こんなことに? 桟橋を清掃していたニイサンにもわざわざ聞いたのに、適当なこと言いやがって!

気付いてから次の船着場までが、何と長く感じられたことか。いや、実際に長かった。予定では十分弱で目的地に着く筈だったのが、乗船してから早20分。慌てて下船し、次に来る船で戻ろうと思ったら、郊外なだけあって何と二時間も後。悪夢だ。

とはいえ、郊外も郊外、閑散とした住宅街で途方に暮れていても仕方がないし、幹線道路と思われる大きな橋に向かって歩き始めた。そして街の方角へと歩を進めつつ、あまりにも見通しが暗いのでヒッチハイクを試みるべきか悩み始めた十数分後、奇跡的に現れた流しのタクシーを捕まえることに成功。

途中で渋滞に遭いながらも、シドニー水族館には約20分で到着。下船した辺りからは街のビル群が全く見えず、とんでもなく遠い場所に飛ばされてしまったと思っていたが、意外と早く着いたことに安堵した。移動距離は7-8km程度だろうか、タクシー代は9Aドル(約700円)で済んだ。でも、やっぱり泣きたい。後日ケアンズで船に乗る予定があったのだから、素直に陸路にしておけば良かったものを orz

展示している魚は5,000種類以上。オーストラリアにしか棲息していないカモノハシ、カラフルな魚が泳ぐグレート・バリア・リーフを再現した水槽、ジャングルのように仕立てた一画にワニなど、見せ方も楽しい。