九寨黄龍空港は2003年に出来たばかり。それまでの主な移動手段は成都からの陸路で、今回も飛行機が欠航になった場合は八時間ノンストップでのバス移動が予定されていた。400km以上の山道など想像したくもない。 成都行き中国国際航空CA4474便の出発が30分遅…

迎賓池 Welcome Pool という名の通り、ゲートを通って入るハイカーが一番最初に目にする池である。ロープウェイを利用し、下山中の私達にとっては、最後の見学スポット。手前の石灰棚が迎賓池。奥に見える滝は、直前に立ち寄った飛瀑流輝。 緑が多いながらも…

洗身洞は仙人が身を清めた後、滝の壁にある洞窟に入って瞑想したという伝説や、不妊症の女性も浄身することにより子宝に恵まれるという言い伝えがある。幅40メートル、高さ10メートル。 蓮台飛瀑。長さ167メートル、落差45メートル。 激※湖。（※は三ずいと手…

ロープウェイは前年に開通したばかり。それまでは往復4-6時間も掛けて五彩池まで歩くのが当たり前だったとか。ただ、登山道と下山道とに分けてあり、片方でしか見れない池もあるため、現在でもロープウェイを使わず全行程を歩き通す人が多い。 明鏡倒映池の…

黄龍中寺。五彩池からは山を下る一方。 位置的には玉翠彩池。石灰成分がかろうじて見えるだけで、何処まで行っても水が無い。 約660の池からなる争艶彩池。ロープウェイ駅が真上に見える。約2.5キロメートル離れた五彩池を折り返し地点にし、同程度歩いたこ…

渓谷の最上流部にある五彩池。黄龍で一番のスポットなのに、手前の長い階段に怯んで見学を諦めた人も多かったらしい。 数百もの石灰棚の池を横目に桟道を歩き、最奥にある展望台で一休み。元の遊歩道に合流する迄は再び池を周回する桟道と、山側の遊歩道とが…

黄龍（こうりゅう）は、1992年に「黄龍の自然景観と歴史地区」として世界自然遺産に登録された景勝地。大小3000もの湖沼が棚田状に連なり、岩盤を流れ落ちる水が龍の黄色い鱗のように見えることから名付けられたという。 ロープウェイから300メートル歩いた…

九寨溝から黄龍までは、車で約三時間。朝六時半に出発し、川主寺という村にある宝石店での休憩を挟み、標高4,100メートル地点で一時停車。目の前に広がっていたのは、青い空に真っ白な雲海。バスの運転手さんは今までに60回は来ているが、五年ぶり二度目の、…

宿泊先ホテルの格桑賓館にて、チベット民族ショーを観覧。 会場入口では踊り子自らが出迎えに立ち、歓迎の意を表す白い布を首に掛けてくれる。中央ステージを囲むように設置された客席に着くと、小テーブルにチベットの酒、拍手用グッズが置いてあった。酒は…

樹正溝景区で最も大きい火花海。標高2187メートル、水深9メートル。 その名が主張している通り、葦だらけの芦葦海。下車なしで車窓のみ。 盆栽のような盆景灘で観光終了。 ホテルへ戻る途中、茶芸館へ寄り道。そこは前方に置かれた机で店員が説明し、向き合…

樹正群海を遠くに見下ろす丘にあるのが、チベット族が住む村の樹正寨。観光客向けに開放され、絵画、掛け軸の店、雑貨屋などが建ち並ぶ。 樹正群海。

Y字を象る渓谷の足の部分、樹正溝景区には5-6キロメートルに渡って40もの湖沼が連なっている。標高2,400メートル、全長2キロメートルの犀牛海。 標高2,298メートルの老虎海。犀牛海とはとても近いので、景色が殆ど変わらない。 老虎海からは樹正瀑布を眺めな…

九寨溝の九は、チベット人などの少数民族が住む村（寨）の数。則渣窪景区にはそのうちの一つ、則渣窪寨があり、チベット族特有の家屋を見学させて貰った。旗飾りとペイントが特徴。 住人のオニイサンが出て来て、北京の大学で学んだという流暢な日本語で「こ…

Y字の逆股となる則渣窪景区。行き止まりの先に広がる長海は、長さが8kmで幅は4.4kmある、九寨溝最大の湖。標高3103メートルというのも、この日一番。 長海の手前にある季節海。季節によって水量が変動する。 長海から約1km下り、五彩池では十分程度のハイキ…

歩き始めて約一時間、行程約3.7km、ハイキングの終点となる珍珠灘瀑布に到着。滝の幅は200メートル、最大落差は40メートル。 滝の真横には記念撮影用のテラスがせり出していて、水飛沫に晒されながらも観光客が押し合いへし合い。この国の方々に譲り合い文化…

五花海を抜け、金鈴海に到達。大小二つの湖があり、大金鈴海の幅は169メートル前後。 地図の上から下へと移動中。写真を撮りながらなので、少しずつツアーの先頭集団から遅れ始め、いつしかほぼ最後尾に。但し、先頭は現地ガイドさん、最後尾には添乗員さん…

各湖の間を車で移動しつつ、日則溝景区の中間地点にある箭竹海へ。 鏡のような湖面を保つため、落葉を救う小舟。 九寨溝で最も美しいとされる五花海からは、湖畔沿いの孔雀河道をハイキング。殆どが板張りで、階段や上り坂も少しだけ。

Y字の分岐点から日則溝景区側にある鏡海。鏡のような湖面が綺麗。淡水で波はなく、魚も見られた。 その昔、パンダ（熊猫）がよく現れたことから名付けられた熊猫海。但し、物売りが犇く程に観光化された今、姿を見せることはないという。 熊猫海から注ぐ熊猫…

100以上もの湖沼や滝が点在する中国有数の観光地、九寨溝の正式名称は「九寨溝国家級風景名勝区」。1992年に「九寨溝の自然景観と歴史地区」として世界自然遺産に登録されている。 区内は逆Y字型に三つの峡谷に分かれており、環境に配慮して天然ガスを利用し…

格桑賓館 Gesang Hotel に到着後すぐ、ホテル内レストランでの夕食。甘海老と見せかけた寒天のおかずなど、山に囲まれたチベットならではの工夫に感心する。しかし、味はお代わりしたくなるレベルには程遠い。 飲物は中国茶、そしてビール。 朝食は質素。と…

成都から北へ約北450kmに位置する景勝地、九寨溝（きゅうさいこう）は標高2,000メートル以上。 40分のフライトで、ずっとこんな景色。 出発が20分遅れたため、離陸前におやつが配られた。機内食は無し。 中国国際航空 CA4473便。夕方五時半頃に標高3500メー…

四川は唐の時代から絹の生産も盛んで、その文化を伝えるのが蜀錦工場。 親指大の繭も職人達の手に掛かれば、あっという間に2メートル四方に広がる。 刺繍中。 日本語を話す係員に案内され、最後に連れて行かれた部屋は絹布団のショップ。他に絨毯、タペスト…

「草堂」は杜甫が約四年過ごした住居跡。

杜甫草堂（とほそうどう）は、唐代の詩聖・杜甫を記念するために造られた博物館。

四川料理と言えば、麻婆豆腐。昼食で行った店では鵑城牌というメーカーの豆板醤で作られている。後に格安で購入した。但し、持ち帰るのに匂いが強烈。

武侯祠博物館の劉備殿の奥にある、諸葛孔明を祀った諸葛亮殿。

四世紀初めに建てられた武侯祠（ぶこうし）は、三国志で有名な蜀の丞相である諸葛亮、明代で彼の主君となった劉備などが祀られている霊廟。まずは、劉備を祀る祠「漢昭烈廟」。

パンダがいる「大熊猫幼稚園」は動物園の猿山のようになっていて、一巡りすることが出来る。

第二日目は朝七時半にホテルを出発。早過ぎる！ と思ったが、成都大熊猫繁育研究基地に居るパンダ達はとっくに起きているし、施設も八時から開いている。

初日は中国内陸部にある目的地へ向けて特攻するのみ。まずは地元新千歳空港を午後二時に出発する中国国際航空 CA170便で、中国の首都北京へ。 午後 札幌発、夕方 北京着 国内線で成都へ 深夜 成都着・泊 成都観光、夕方 九寨溝へ 九寨溝観光 黄龍観光、夕方 …