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旅の備忘録 --- アジア・ヨーロッパなどの海外旅行記・国内旅行記・北海道

兵庫 六甲ケーブル~六甲有馬ロープウェイ

六甲ケーブルの乗り場までタクシーに乗った。私達が有馬温泉を目指していると知った運転手は、荷物を持ってケーブルカーを乗り継いで行くのは大変だ、割り勘にすればタクシーの方が安くつくだのと言って来たが、「ケーブルカーに乗ってみたくて来たんです」ときっぱり言うと、それまでの愛想の良さはどこへやら到着するまで一言も口を開かなくなった。落差激し過ぎ。神戸では三回タクシーに乗ったが、メーター倒さないわ、逆にメーター上げ捲ろうとするのも居るわで、変な運転手にばかり当たった。

神戸

六甲ケーブルは二両編成で、山の下側の車両だと街や海が見渡せる代わりに窓がなく、上側だと窓がついて暖かい。改札と同時にスタートダッシュも良く、下側車両でも一番見晴らしの良い最後部の座席を確保出来て満足していたら、他のお客は私達の横をあっさり通り過ぎ、窓付きの車両を目指していた。

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ケーブルカーの車両は二タイプあり、私達が乗ったのはクラッシック・タイプ。もう一つはレトロ・タイプ。乗車時間は約12分。

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レトロ・タイプと擦れ違う。

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六甲ケーブルと六甲有馬ロープウェイの切符はセットで買ってある。山頂でケーブルカーを降り、六甲有馬ロープウェイに乗り換える。有馬温泉は三つ先の駅だったが、それは途中の乗り換えが二度あるという意味だった。ロープウェイのロープは真っ直ぐにしか張れない、有馬までは角度を変えながら登って行く、との説明。深く考えたこともなかったな。

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荷物があるので乗り換えには不安があったが、各乗り場構内での移動距離も少なく問題無し。また、殆どの客はケーブルカー止まりだったようで、ロープウェイは12人程度と空いていた。山を越えるのはやはり寒いので、この時期に有馬を目指す人は電車やバスを利用するらしい。実はそっちの方がずっと安い。

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ロープウェイ最初の天狗岩駅は何も見ることがないということで、駅では乗り換え次第、すぐに発車となった。次の六甲山頂カンツリー駅では乗り換えのための待ち時間が十数分あり、ロープウェイ内で冷え切った身体を温めようとストーブ前は人だかり。

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更に終点の有馬駅までは約12分。ロープウェイとしては結構な長く、5kmの空中散歩。山を幾つか越え、下る時はジェットコースターのように勢いづくので、その度に皆驚いていた。窓から見える景色は深い緑の針葉樹が主で、紅葉はところどころ。