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旅の備忘録 --- アジア・ヨーロッパなどの海外旅行記・国内旅行記・北海道

中札内村 苺狩り・ガッカリ

アイスを食べたばかりなのに、次の観光は農園での苺狩り。受付で分かったことに、ハウス内が狭くて苺を傷つける恐れがあるため、鞄の持ち込みが禁止となっていた。女性のポシェット程度ならば可とのこと。バスを降りる前に言ってくれれば良かったが、旅行会社側もその農園を使うのが初めてで知らなかったらしい。

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バスまで戻るには距離もあり、使用後にコインが戻って来るロッカーを勧められたので、皆それを利用することにした。幅2メートル程のロッカーの前に皆がひしめき、郵便ポストサイズの小さなスペースに荷物を無理矢理詰め込んでいる。何やらざわめき妙に手間取っていて、状況が分からない私は後方で苛々しながら順番を待っていた。

空きロッカーはたくさんあるのに、もたついていたわけよ。だって、蜘蛛の巣が張っていたり、土がべっとりだったり、雨水で濡れていたり、壊れているのか鍵が付いていなかったりで、まともなスペースを探す方が大変。それでも何とか空きロッカーを見つけて鞄を収納したら、扉が変形していて閉まらない。また別のロッカーを試そうと鞄を取り出せば――ひいいいい! 茶色の鞄が真っ白!! ロッカーの色と同化していて、土埃まみれだったのに気付かなかったあー!

結局、使えそうなロッカーは見事に一つも残っておらず、私を含めた他数人の鞄は添乗員さんが預かってくれることになった。私は翌日もその鞄を持ち歩くことを考えて物凄くブルーな気持ちになっていたが、制限時間が残り30分を切っていたし、とりあえず苺狩りに向かうことにした。でも、今度はロッカーに入れた百円玉が戻って来ないよう(泣)。農園のスタッフが取り出そうとロッカーをがちゃがちゃしてる。それは別のスタッフが「そんなのは後でいいから、お客さんに百円を返してあげて」と悲鳴を上げ、待たされずに済んだけれど、いい加減にしてくれ。

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添乗員さんも連れて来た責任を感じてか、苺狩りをしている間に鞄の汚れを綺麗にしてくれていた。土埃のべっとり具合が強烈で、汚れがほぼ分からない程に取れるとは思っていなかったので、少しは気分がましになった。傍にあった雑巾が臭そうだったのは、見ないことにした。スタッフの方々も本当に済まなそうにしていて人柄は良さそうだが、立派な看板を掲げる観光農園としては残念としか言いようがない。

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肝心の苺は、当たり前のように甘くて美味しい。エランやさちのかなど、日常では一度に幾つもの品種を食べ比べする機会などないので、改めて違いに気付いたり。ただ、ハウス内の狭い通路を移動して、食べ頃の粒を探すのは結構難しい。大粒の品種が多く、その前にアイスを食べたせいもあって、意外と数を食べることが出来なかった。せっかくの苺狩りだったのに、重ねて残念である。

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