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旅の備忘録 --- アジア・ヨーロッパなどの海外旅行記・国内旅行記・北海道

西武ドーム 2008 日本シリーズ第五戦

西武ドームでの最後、第五戦先発はエースの涌井投手。初戦で勝利を収めているので期待が高まるが、八回で115球を投じての中四日で通常よりも休みが短かったのが少し不安。

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試合はライオンズが先制。涌井投手は調子が良いのか、二回にホームランを打たれて一点を失ったくらいで、二安打に抑える好投を見せていた。しかし、打線の援護が得られない。挙句、細川捕手が走塁時に変な倒れ方をして二回で、中島選手も五回の打席で三振で終わった後にベンチへ下がってしまった。よりによって守備の要が二人も抜けてどーすんの!

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2-1という僅差でリードを保っていた七回、涌井投手がついに捕まってしまった。どうしたことか五連打を喰らい、四失点でマウンドを小野寺投手に譲ることに。

ここでやっと気付く。私の前の座席には大柄な男性が座っていたため、打球の行方を見失うことが何度かあった。そんな時は周囲の反応でアウトかセーフを判断して一喜一憂するわけだが、喜んだのも束の間、アウトを取られていたり、ヒットを打たれていたりと、悉く劣勢だったりする。ライオンズのエースをマウンドから引き摺り下ろし、大きな歓声が上がる敵スタンド、そして――流石に違和感を覚えて真後ろを振り返れば、敵チームの応援グッズまみれなのが居やがった。

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それまでは試合観戦に集中していて耳に入っていなかったのか、劣勢で奴等の応援も大人しかったのか。でも、一旦気付いてしまえば、気になって気になって仕方がない。九回に敵が追加点を上げて馬鹿騒ぎする後部座席がどうしても我慢出来ず、道産子三井投手から谷中投手に替わったところで席を立ってしまった。出口に向かって歩く途中、敵スタンドがどっと沸いた。ああもう!

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お口直しに、日本一になった年度を示すフラッグ。

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試合は3-7で敗戦。九回裏に最速投手クルーンから、チャラ尾さんこと平尾選手がホームランを打っていた。電車内で携帯サイトを確認してそれを知り、貴重な場面を見逃した悔しさもあって悲鳴を上げてしまった。

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